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天野ひかり


by amano-h
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   子どものほめ方,叱り方

   基本は、1つです。
   性格や能力を決めつけないで、
   その行為をほめる(もしくは,叱る)
   ことです。
   
   遊んでいたおもちゃを投げた時
   「ダメよ。何回言ってもわからない子ねえ。」
   というより、
   「おもちゃを投げて、あたったりしたら、
   痛いからやめようね。」
   と言った方が、子どもは理解します。
 
   それに、
   性格や,能力について
   親に言われたことは、
   親が思っている以上に
   子どもに,長く深く影響します。

   学生を対象に話し方講座をしたとき、
   「僕、頭悪いから勉強しても無駄です。」
   という男性がいました。
   よくよく話を聞くと
   小さい時から、お母さんに
   「お前はお頭悪いんだから」と言われていたようです。
   お母さんは、もっと勉強してほしくて、
   そうおっしゃっていたのかもしれませんが、
   そうであれば、
   「勉強しなかったから、点数とれなかったんだよ。」
   と叱った方がよかったのに。
    
   ぎゃくに
   ほめるのも同じです。
   性格や能力をほめると、
   それがプレッシャーになって、
   子どもを苦しめることになる可能性があります。

   「いいこだから」
   「優しい子だから」
   「できる子だから」
   (個人的には私は言われるのは大好きですが)
   そう言うより、
   そうすることができた行為を
   大いにほめる方が効果的です。
   

   そして、
   1、しっかり子どもの目を見て、
   2、いつもの声のトーンより、やや低めに、
   3、少し,小さめの声で
   4、ゆっくり、言ってあげましょう
  
   効果絶大です。

   ただしほめる時は、普段 
   「〜〜できてやったー!ばんざーい!」
   などと大げさに抱きしめて
   喜びを表現しておくことが欠かせません。
   いつもは,笑ってほめてくれるママが、
   今日は,まじめにほめてくれた時、
   こどもは、できた行為の重大性に気づくからです。
   
   これは、大人も同じです。
   いつも「いい発想だったねー」「すごかったよ。」
   「よかった、よかった!」と笑って言っているのに
   ある時、
   「今回の***は、とてもよかったと思う」
   とまじめに言った方が効果ありますよね。
by amano-h | 2005-08-16 16:17 | コミュニケーション力